« 1987年8月29日付け全米ヒットチャート | トップページ | 全米LPチャート! »

2019年9月17日 (火)

maybe I ‘m a fool エディ・マネーを偲ぶ 

エディ・マネーの声と名前を知ったのは、
これを読んでくれているあなたとおそらく同じで、
78年4月に全米トップ40に「ベイビー・ホールド・オン」が
チャート・インしてきたときでした。
親族に警察関係が多いことや、サンフランシスコの顔役だった
大物業界人ビル・グラハムがマネージメントをしていて、
それ故にサンタナとの繋がりが濃いといった情報を
坂井隆夫さんのチャート紹介か湯川れい子さんの解説で
耳にした記憶があります。
正確ではありませんが、湯川さんがエディの声を
”シャンパンをふりかけたような”と表現されていたのが
とても印象的だったので、その独特のしゃがれ具合が
絶妙な味わいとなっていたヴォーカルに強く惹かれた気がします。
「天国行き超特急」「メイビー・アイム・ア・フール」と
いずれもいい曲で、それぞれが心に残っています。
彼のような男性ソロ・ロック・ヴォーカリストが
それほど大活躍を続けない時代を迎え、
エディもチャートの常連とは呼べなくなりましたが、
だからこそ86年に伝説の歌姫ロニー・スペクターをゲストに
ロネッツの名曲をモチーフにした
「テイク・ミー・ホーム・トゥナイト」が
全米第4位というキャリア最大の成功を収めたときは、
快哉を叫びました。
ポップな「ウォーク・オン・ウォーター」や
メッセージも素晴らしかった「ピース・イン・アワ・タイム」もまた、
70年代の彼の楽曲同様いつでも紹介したくなる、
私にとって大切なヒット曲となりました。
エディの作品の魅力を知ることができたのは、
ディスク・ジョッキーとしての大きな幸運のひとつです。
 ステージ4の食道癌と報じられていたエディ・マネーさんが、
2019年9月13日に永眠されました。70歳でした。
7月発表予定だったアルバム『BRAND NEW DAY』が
健康状態のため遅れていました。
家族から伝えられたメッセージでは”エディは安らかに永眠しました。
愛する夫、そして父に別れを告げるのはとても辛いことでした。
エディのいない世界は想像できません。
エディが音楽を通じて永遠に生き続けることを願っています”
と綴られています。
                             
            2019年9月17日 記  矢口清治

|

« 1987年8月29日付け全米ヒットチャート | トップページ | 全米LPチャート! »