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2014年11月 4日 (火)

「うまバカ日誌」

「うまバカ日誌」
ジェンティルドンナは
衰えていなかった。

引き締まった体付きでパドックに登場、
顔を上下に動かす
去年と同じ仕草をみせた。


最後の直線、
インコースの窮屈なポジションだった。

並の馬なら伸びあぐねるところを
ジェンティルドンナは
あきらめることなくしぶとく伸び、
イスラボニータの差を縮める。


イスラボニータを競り落とし、
ゴールまであとわずか。
そこへ風のことくスピルバーグがやってきた…。

結果は4分の3馬身及ばず。
今年も2着だった。


負けたとはいえ、
鬼気迫る走り。

ドバイを勝った時点で
引退したほうが
いいのではないかと思っていた
自分を恥じている。

木村季康

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