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2010年12月の24件の記事

2010年12月31日 (金)

キム特「よいお年を」

今年も「キム特」を
時間の許す限り、更新してきた。

一部のごくごくわずかな方から好評をいただいているとのこと。

これを励みにして来年も粛々と綴っていきたい。


今年自分で記した文章を改めて見てみた。

記憶というのは実にあいまいで、
以下の文章は全く覚えていない。


例えば…

・3月12日

「弥生賞のヴィクトワールピサの勝ちっぷりは
ダンスインザダークや
スペシャルウィークが
弥生賞を勝ったときの
姿とよく似ていた。

余力を残しつつ、
スパッと切れる脚。

強敵はいるが、
この馬が3冠レースのどれかは
勝つのではないかと思わせる内容だった」


・3月3日

3歳牝馬戦線は
関東馬が優勢だ。

去年12月のGI・阪神ジュベナイルフィリーズで
アパパネ、アニメイトバイオの関東馬がワンツー。
年が明けても、フェアリーS、クイーンCも
関東馬が1,2着と好調が続く。

なかでも、
アパパネ、
アプリコットフィズが
ツートップ。

ともにレース運びに安定感があり、ここまで大崩れがない。

この2頭に続く、
いわゆるトップ下が
アニメイトバイオとみられる」


案外?当たっている。

しかし、皐月賞で
ヴィクトワールピサの馬券を買った記憶はなく、

秋華賞で
アパパネ、アニメイトバイオ、アプリコットフィズの
3連単を買っていないことははっきり覚えている。


こうしたことは来年も繰り返されるだろう…。


新年は1月4日から更新予定。お付き合いただきい。

木村季康

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2010年12月30日 (木)

キム特「今年の重賞から」

残りわずかとなった2010年。

上位5頭同タイムだった中山金杯で幕を開け、
暮れの有馬記念まで
数多くの重賞レースが行われた。

印象に残るGⅡ、GⅢ計3レースを振り返る。


・2月13日土曜
第103回 京都記念

ブエナビスタ VS ドリームジャーニーが
有馬記念以来の対決。

横山典騎手と2度目のコンビとなった
ブエナビスタが
好位から抜け出し、
オークス以来の勝利。
ドバイへと向かった。

ドリームジャーニーは
59キロが響いたか、3着に敗れ、
国際派・ジャガーメイルが2着に入った。

ジャガーメイルはこの2ヶ月後、
春の天皇賞を制し、GⅠホースを仲間入りを果たす。


・3月27日土曜
第58回 日経賞

ダービー馬・ロジユニヴァースが登場。
結果に関わらず復帰してきたことに拍手を送らねばならない。


1着 マイネルキッツ
2着 エアシェイディ
7歳、9歳のベテランホースのワンツー。

ロジユニヴァースはマイネルキッツから
0秒3差の6着だった。

・12月4日土曜
第63回鳴尾記念

3歳馬のガチンコ対決。
たくましくなったルーラーシップが
リルダヴァル、ヒルノダムールを抑えた。

同日のステイヤーズS、
翌週の中日新聞杯も
3歳馬が勝ち、
さらには有馬記念へと繋がっていく…。


今挙げた3レースは
奇しくも土曜日に行われたものだった。

京都記念は来年、
日曜日に行われることに。
こういうレースは
多くのファンに見ていただきたい。


木村季康

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2010年12月29日 (水)

キム特「東京大賞典」

東京大賞典は
ゴルトブリッツに注目していた。

姉のラドラーダとは似ても似つかないガッチリとした馬体。


中央の芝では勝てなかったが、
門別のダートで一変し連勝。

中央復帰戦となった、
阪神のダート500万戦をぶっちぎりで勝ち、
1000万条件の身でありながら東京大賞典に挑戦した。


7着だったが、
アドマイヤスバルと1秒差、
シルクメビウスとは
0秒4差。

今後の活躍が見込めそうである。

それにしてもスマートファルコンは
強いの一言。

2011年は
中央のGⅠ、さらには海外へ挑む年となる。


木村季康

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2010年12月28日 (火)

キム特「ラストサムライ」

ウインズ汐留の横を通る。
ファンで賑わっている。
係の方が交通整理をしている。

東京大賞典が残っている。


2010年の競馬はまだ終わっていない。


木村季康

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2010年12月27日 (月)

キム特「ダノンバラード」

有馬記念前日に行われた
ラジオNIKKEI杯は
ダノンバラードが差し切り勝ち。

2011年牡馬クラシック戦線の中核になりうる一頭が現れた。


父はディープインパクト。
産駒初の重賞勝ちとなった。

デビュー戦は
伝説の新馬戦といわれるレース。


ラジオNIKKEI杯の前年の勝ち馬は
ヴィクトワールピサ。

なにか持っている馬である。


木村季康

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2010年12月26日 (日)

キム特「2010終わる」

有馬記念というと、
華やかさの中に、一抹の寂しさがあるものだが、
今年は突き刺すような冷たい空気を感じることが
なかったように思う。


気候のせいだけではなかろう。

引退レースとして有馬記念に臨んだ馬がいなかったこと、

最強世代と言われた3歳馬たちが上位に入ったこと、

敗れたとはいえ、
ブエナビスタがファン投票第1位らしい走りを見せたこと…


来年へつながるエッセンスが詰まった有馬記念だった。


2011年の競馬は絶対に面白くなる。

木村季康

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2010年12月25日 (土)

キム特「25日のみどころ」

中山10Rは名物の中山大障害。

マルカラスカル、
メルシーエイタイム

の8歳両雄が2年ぶりの激突。

マルカラスカルは
2年前の大障害でまさかの逸走、
メルシーエイタイムは
今年の中山GJで落馬。

揺らいだ威信を取り戻す戦いだ。

中山12RのグレイトフルSは
タカラサンデー、コスモラピュタと逃げ馬がおり、
縦長の展開か。極端な上がりの競馬は考えにくいが果たして。


小倉6Rの有力馬、ヒーローは
有馬記念出走のオウケンブルースリと併せ馬。

ムチが入るオウケンに対し、
ヒーローは馬なりで両馬併入。

素晴らしかった。


木村季康

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2010年12月24日 (金)

キム特「速報・ローズ取消」

第55回有馬記念で
有力の一頭とみられていた
ローズキングダムが
せん痛のため出走取消となった。

JRAから今朝発表されたもので、
レース15頭立てとなる。

武豊騎手不在の有馬記念は1994年以来。


木村季康

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2010年12月23日 (木)

キム特「有馬記念枠順確定」

第55回有馬記念 GⅠ
(26日中山 芝2500m)の枠順が確定した。

1▲ヴィクトワールピサ
2 ネヴァブション

3 フォゲッタブル
4△トーセンジョーダン

5△ルーラーシップ
6○ローズキングダム

7◎ブエナビスタ
8 メイショウベルーガ

9 ダノンシャンティ
10 エイシンフラッシュ

11 トゥザグローリー
12 ドリームジャーニー

13 オウケンブルースリ
14△ペルーサ

15 レッドディザイア
16 ジャミール


※◎○▲△は参考まで


主力はジャパンカップ組。
これにルーラーシップ、
トゥザグローリー、
トーセンジョーダンといった勢いのある馬が加わり、
豪華なメンバーになった。

果たしてどの馬が逃げることになるのか。

逃げ馬探しが
予想の入口となる。


木村季康

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2010年12月22日 (水)

キム特「有馬記念」

今年の有馬記念は
全通り買いたくなるぐらいのオールスターキャスト。


レースもさることながら、
解説諸氏の予想も楽しみだ。


ディープインパクトのラストランが06年、

それ以後、
ウオッカ、ダイワスカーレットなど、
強い牝馬が続々現れ、
今は牝馬の時代とも言われている。


ならば、
そろそろ有馬記念初の
牝馬ワンツーフィニッシュか。

ブエナビスタのほかには
レッドディザイア、
メイショウベルーガ、

それにキャンセル待ちの
アルコセニョーラが
エントリーしている。


木村季康

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2010年12月20日 (月)

キム特「人気の盲点」

朝日杯を制したグランプリボスは、
前走京王杯が7番人気、
今回は重賞を勝ったあとで、
しかも背中にはデムーロ騎手ながら5番人気。

どういうわけか、
評価は高くなかった。


愛知杯を勝ったセラフィックロンプもしかり。

別コースとはいえ2年前にこのレース勝ち、
加えて今年は重賞で2着が2度ありながら、
今回6番人気。
ブロードストリートに競り勝った。


人気にならない実力馬は他にもいるはずである。

オッズは参考にしつつも
ぶれない気持ちは持っていたい。


木村季康

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2010年12月19日 (日)

キム特「朝日杯」

晴れのGⅠ出走を決めた馬たちの戦績を眺めている。

リベルタスのように
デビューからずっと1番人気に推される馬もいれば、

前売1番人気のサダムパテックのデビュー戦は5番人気、

グランプリボスは
デビュー戦6番人気、
前走京王杯は7番人気だった。

馬を評価するというのはまことに難しいことである。

競馬は永遠のミステリーだ。


木村季康

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2010年12月17日 (金)

キム特「18日香取特別」

この馬が出てきたら
ご紹介しようと思っていた。

18日土曜、中山10R香取特別に出走する
ソルモンターレ。


前走、
「トランセンドな勝ち方」だった。

2枠4番。
今回もぐいぐい逃げられそうである。


木村季康

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2010年12月15日 (水)

キム特「父・フジキセキ②」

フジキセキ産駒の
GⅠホースには
共通点がある。


カネヒキリはダート6連勝、
キンシャサノキセキは4連勝。
ファイングレイン、
エイジアンウインズは3連勝、

ダノンシャンティは
共同通信杯2着後、
毎日杯→NHKマイルCを制した。


前哨戦→GⅠを連勝でとるというのが
フジキセキ家の家訓である。


今週の朝日杯に出走予定のサダムパテックは
未勝利→東スポ杯を連勝中。
似たパターンではないか。


木村季康

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2010年12月14日 (火)

キム特「父・フジキセキ」

先週、フジキセキ産駒が
JRA通算1100勝を
達成した。

歴代8位になるが、
1990年以降の種牡馬では最速となる。


特に近年の活躍がめざましい。
05年にカネヒキリが
産駒初のGⅠ勝ちを飾ると、
コイウタ、ファイングレイン、エイジアンウインズがこれに続き、
今年はキンシャサノキセキとダノンシャンティがGⅠを勝った。


今年の2歳世代も
ディープインパクト、
ハーツクライなど
大物種牡馬の子がデビューしたにも関わらず、
着々と勝ち上がり、
トップ5に入る成績。
衰え知らずだ。


今週の朝日杯は
サダムパテック、
アドマイヤサガスが出走予定。
勝てば父子制覇となる。
可能性十分だ。


木村季康

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2010年12月13日 (月)

キム特「連戦、連勝」

残り2週となった2010年の中央競馬。

有馬記念の登録馬も発表され、
いよいよ押し迫ってきた。


リーディングジョッキー争いも大詰め。
先週は蛯名騎手が2日で6勝と猛追撃。
トップの横山典騎手と6勝差まで詰め寄った。

内田博、福永、松岡騎手も差なく続いており、
この争いは最終日までもつれそうだ。


先週まとめ勝ちをした
蛯名騎手は
12日の中山で3連勝、
11日は1、2Rを連勝した。

西ではデムーロ騎手が
11日の小倉で3連勝。


安藤勝騎手は
騎乗機会3連勝を決めた
(11日1、3、5R)。


さらに、さらに、

福永、柴田善、中舘、北村友、松山の各騎手も
2連勝を記録(騎乗機会含む)。

また、武豊騎手は
土曜12Rを勝ったあと、
次の騎乗機会となった
日曜2Rに勝ち、
日付またぎの2連勝というのもあった。


連勝する確率は
11、12日分で
ざっと調べたところ.
4割強。高い確率だった。


12日日曜の最終レースを勝ったのは、
中山…勝浦
阪神…デムーロ
小倉…赤木

の各騎手。

「週またぎ」の連勝から
チェックだ。

木村季康

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2010年12月12日 (日)

キム特「阪神JF終わる」

無敗対決に注目が集まった
阪神JFは
レーヴディソールが優勝。
ダンスファンタジアは
折り合いに苦しみ9着と明暗が分かれた。


2強対決を当てるのは
簡単そうで案外難しい。


また、エリカ賞では
アドマイヤセプターが敗戦。
2010-11牝馬クラシック戦線は
レーヴディソールが頭一つリードという格好になった。

木村季康

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2010年12月11日 (土)

キム特「阪神JF」

東西の優等生女子が揃った阪神JF。


阪神コースが改修されてからというもの、
阪神JFの優勝馬は
翌年のクラシックを制するという約束手形付きの出世ルートができた。

しばらくこの流れは続くかもしれない。

ただし、
ウオッカにしても、
トールポピーにしても、
去年のアパパネにしても
阪神JFでは1番人気ではなかった。

・脚質は差し有利。
・牡馬と対等に戦ったことがある。
・マイル以上を経験。


見えたぞ。


木村季康

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2010年12月10日 (金)

キム特「小倉で中日新聞杯」

先週土曜の重賞は、
いずれも3歳馬が勝った。

11日土曜の中日新聞杯には
3歳馬が3頭出走する。

トゥザグローリー、
ゲシュタルト、
コスモファントム。

平成最高と言われたダービーを経験した馬たち。
力は十分。

勢いにあやかるのが
自然な流れか。


木村季康

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2010年12月 9日 (木)

キム特「出走馬確定」

GI・第62回阪神JF(12日、阪神)の出走馬が確定した。

賞金400万の中からは、

オースミマイカ、
クリアンサス、
グルーヴィクイーン、
タガノラヴキセキ、
トツゼンノハピネス、
ハピシン、
マリアビスティー、
リトルダーリン、

の8頭が出走。


注目のアドマイヤセプターは
同日9レースのエリカ賞に出走することになった。


キム特予想単勝オッズは
レーヴディソール
210円

ダンスファンタジア
350円

アヴェンチュラ
900円

他1000円以上となっている。


木村季康

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2010年12月 7日 (火)

キム特「クイーン賞」

8日水曜、船橋競馬場で
行われる
牝馬限定の交流重賞・クイーン賞に
元JRAのザッハーマインが出走する。

5月の府中で準オープン入りを決めたあと、船橋へ移籍。

中央でもまだまだ活躍できそうな感じがしたが、
1600万クラスは激戦区。


オープンに昇格できても交流重賞のJRA枠は限られている。


ザッハーマインは移籍後、大井で重賞を勝ち、賞金を加算。
交流重賞出走を決めた。

移籍は賢明な選択といえる。


実はザッハーマインはクイーン賞に出走したことがある。
JRAに移籍する前は
園田に在籍しており、
その時に挑戦している。


それから2年、
武蔵野S3着のブラボーデイジー、
レパードSを制したミラクルレジェンド、
10歳馬・メイショウバトラーなど中央勢をホームに迎える。


木村季康

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2010年12月 6日 (月)

キム特「関東有力2歳馬」

2歳500万の葉牡丹賞。
ショウナンパルフェ、
マイネルメダリストが
1、2着。

上位に来たのは新潟デビュー組だった。


秋の府中でオープン入りした
ディープサウンド、
ナカヤマナイトも
新潟デビュー。

皆、新馬の負けを糧に成長している。


木村季康

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2010年12月 2日 (木)

キム特「All at home」

師走競馬開幕。
残り1ヶ月だ。


中山では大障害の前哨戦、
イルミネーションジャンプステークスが行われる。
障害コースにあるバンケット(谷)は
もともとあった勾配を
そのまま生かしたとのこと。

先人の発想は実に豊かである。

近走からして
ランヘランバ◎◎◎◎
で相手探しといった様相。


マイネルネオスは
不器用な馬だが、
毎度毎度一生懸命走る。

木村季康

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2010年12月 1日 (水)

キム特「ブエナ女子」

「私は泣いたことがない」と彼女は思っているかもしれない。


ブエナビスタは
デビューからここまで馬券の対象から外れたことがない。
2度の降着処分を受けながらである。

頼れる姉さんだ。

これからもよろしくお願いします。


木村季康

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