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2010年11月の12件の記事

2010年11月28日 (日)

キム特「おかえりルドルフ」

皇帝・シンボリルドルフが東京競馬場に帰ってくる。

クラシック3冠を無敗で制し、
古馬になってからも
天皇賞・春、
ジャパンカップ、有馬記念に勝ち、7冠を達成。

種牡馬となってからは
トウカイテイオーを輩出し、
親子で皐月賞、ダービー、ジャパンカップ、有馬記念を制覇した。


先日、シンボリルドルフがデビューした頃の映像を見る機会があった。

印象に残ったのは
2戦目のいちょう特別。

完全無欠と言われたルドルフも
この頃はエンジンがかかるまで少々時間がかかっていた様子で、
名手・岡部騎手も手を焼いていたようである。

これだけの名馬でも
成長することによって勝ち続けたということを
改めて感じた。

秋も深まり2歳戦が盛んだ。
期待を寄せた馬が
案外な結果に終わってしまうことも多々ある。

しかし、
シンボリルドルフや
ディープインパクトのような馬は
10年に1頭いるかどうか。


結果が出なくても末永く見守っていきたい。


「競馬に絶対がある」と思わせるぐらい強かった
シンボリルドルフ。
これから会いに行きます。


木村季康

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2010年11月26日 (金)

キム特「JC、京阪杯」

1着賞金2億5000万円をかけ、
第30回ジャパンカップが28日、日曜日に行われる。


日本馬は現役最強クラスが揃った。
外国勢は8頭参戦。
ビッグネームはいないが、
過去のJCでは下馬評の高くない馬がたびたび好走してきた。

去年はウォッカが高速決着を制した。
今年は去年のリーチザクラウンのようなタイプは不在。
瞬発力勝負か。

3歳勢には上がり勝負を好物にしている馬がいる。
もちろんブエナビスタは
展開不問の強さがある。

もちろん時計が遅くなれば
外国勢含め、多くの馬にチャンスが出てくる。

ゲートが開いてゴールまでに入る2分あまりの時間をどう推理するか。
競馬の醍醐味である。


一方、京阪杯は
エーシンダックマンが
ハイペースで疾走するのはまず間違いなく、
消耗戦必至。
小回りでも去年のような差し追い込みの出番は十分。
面白くなる。

木村季康

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2010年11月25日 (木)

キム特「JC30年」

松田聖子さんが
デビュー30周年を迎えたそうだ。
ジャパンカップも30年目。

「夏の扉」と「メアジードーツ」、

「天使のウインク」と「シンボリルドルフ」、

「あなたに逢いたくて」と「シングスピール」


聖子ちゃんの歌も、JCも、
時代とともに変化してきた。

これからもビビビとさせてくれるはずだ。

木村季康

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2010年11月21日 (日)

キム特「障害の雄、福島へ」

暮れの中山大障害へ向け
メルシーエイタイムが
21日福島2Rの平場戦で復帰する。


断然人気の中山グランドジャンプはまさかの落馬。
落馬は初めてだった。
それから7ヶ月。
心の傷は癒えたに違いない。

5回目の大障害へ
いつものローテーションで再始動だ。

木村季康

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2010年11月20日 (土)

キム特「遺伝力」

東スポ杯は
サダムパテックが力強い勝ちっぷり。
クラシック候補が現れた。

父はフジキセキ。
先週、京王杯を勝ったグランプリボスの父は
サクラバクシンオー。


ディープインパクト、
ハーツクライの子供たちが走ろうと
太い幹は揺るがない。
素晴らしい遺伝子だ。


一方、東京の新馬を勝った
コウヨウレジェンドの
父はロイヤルタッチ。
現役時代は皐月賞、菊花賞2着。
ダービー馬・ウイニングチケットの弟ということでも注目される存在だったが、
種牡馬となってからは
サンデーサイレンス後継争いで差をつけられてしまい、
肩身の狭い立場に。


コウヨウレジェンドの
母の父はミナガワマンナ。
シンザンのDNAも流れている。

ロイヤルタッチ(サンデー)×シンザン。
夢がある。


木村季康

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2010年11月19日 (金)

キム特「ゼフィランサス」

20日、京都競馬場でローレルゲレイロの引退式が行われる。

ひたむきに走り続け、
去年高松宮記念とスプリンターズSを制した。
特にビービーガルダンとの1センチ差の激闘は
最大のハイライトだった。

その京都でローレルゲレイロの親戚が出走する。
7R2歳戦のゼフィランサスだ。
父・キングヘイロー、
母・モガミヒメ

ローレルゲレイロは
父・キングヘイロー、
母・ビッグテンビー。

モガミヒメとビッグテンビーが姉妹で、
ゼフィランサスとローレルゲレイロは
兄弟とはいえないが、いとこよりは近いといったところか。

馬社会ではごくごくある配合である。

ゼフィランサスは6月の函館でデビュー、
ここまで6戦し、
2着をなんと5回も記録している。
今回7戦目。

ローレルゲレイロも2歳6月の函館デビュー。
コツコツ走り、
6戦した時点で
2着を4回記録。まさに善戦マンだった。


生産牧場、厩舎も同じ。
牡牝の違いだけで、
血統背景、成績、使いながら体重が増える点も似ている。


ゼフィランサスは東京と福島の特別戦に登録していたが、
ローレルゲレイロの引退式を見届けたあと走ることになった。
若いのになかなか気の利いた女の子だ。


ゼフィランサスは彼岸花。花言葉は純白の愛。

咲きそうな予感がする。

木村季康

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2010年11月17日 (水)

キム特「ようこそ日本へ」

先週の競馬は
とても刺激的だった。
今週もジャパンマネー流出注意報だ。


今週からは新たにクラストゥス騎手が来日。

去年のこの時期、
単勝万馬券を2度出すなど、
単勝回収率は400%を超え、
クラストゥス騎手の単勝を
ひたすら買い続けていれば
いつもとはひと味違う
忘年会が開催できた計算になる。


穴男の再来日を快く迎えたい。

木村季康

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2010年11月13日 (土)

キム特「きょうの2歳戦」

13日、土曜京都3レースの未勝利戦。
ヴィジャイが差し切った。


現時点では兄ブラックシェルを彷彿とさせる。
今後、父ディープインパクトの軽さが出てくるのかが興味深いところ。
雰囲気のある馬だ。


「伝説の新馬戦」組の
ブルースビスティー、
ハンドインハンド
は5、4着。
前走と同じぐらい走っているにも関わらず
着順が下がった。
それだけ全体のレベルが高かったのだろう。
きょうのところはやむを得ない。

京王杯2歳Sは
グランプリボスが勝った。
デイリー杯は7着。

14日、日曜の黄菊賞に
デイリー杯5着の
トップシャイン、
6着のミッキーマスカットが出走する。

結果次第で
デイリー杯組の評価が
高まるかもしれない。
噂の大物・リベルタスにとっては試金石の一戦だ。

木村季康

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2010年11月12日 (金)

キム特「伝説の新馬その後」

13日土曜京都3レースの未勝利戦に、
「伝説の新馬戦」で
2、3着だった
ブルースビスティー、
ハンドインハンド
が出走する。


このレースには
デビュー前から評判になっていたディープインパクト産駒のヴィジャイも
名を連ねており、
好カード。

この一戦を見届け、余韻に浸ったのち昼食としたい。


好カードといえば、
京都メインのアンドロメダS。
ブロードストリートが
賞金不足でエリザベス女王杯に出走できず、
こちらへ回った。


去年の今頃は
ブエナビスタ、
レッドディザイア
につぐ評価を受けていた馬。

オープン特別なら大威張りのはずである。

しかし、
リルダヴァル、
3連勝中のイタリアンレッド、
アドマイヤメジャーもいる。

実力伯仲だ。


今週から横山典、岩田騎手が復帰。
ルメール、デムーロもやってくる。
秋競馬はセカンドステージに入った。


木村季康

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2010年11月11日 (木)

キム特「ホーマンフリップ」

ファンタジーS2着の
ホーマンフリップが
骨折、戦線から離脱することになった。


この2ヶ月は試練の連続だった。

新潟2歳S競走除外
→1ヶ月出走停止、ゲート再試験ののち、
10/24かえで賞に登録したものの直前の調教を休み、出走を見送った。


すぐ調教を再開したものの、体調は万全でなかっただろう。
7番人気も無理はない。

しかし、周囲の不安をよそに、
レースでは馬群に飲み込まれそうになりながら
しぶとく伸びた。

ドラマチックな2着。
これで負の連鎖に別れを告げたかに思えたが‥。

春の復帰は難しいとのこと。
しかし、マイナスをプラスにするくらいのエネルギーを持っている馬。


予定より早く復帰してくるのではないかと
期待したくなる。

木村季康

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2010年11月 8日 (月)

キム特「月曜の朝に思う」

トーセンジョーダンの
単勝310円はお買い得だった。


木村季康

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2010年11月 3日 (水)

キム特「うまバカ日誌」

天皇賞、代替競馬、メルボルンカップ、そしてJBC。

毎日パラダイスである。


秋の天皇賞は今年のベストレースだった。
強い馬が強い競馬をする。
競馬の醍醐味の一つだ。

昨秋からのモヤモヤを
スミヨン騎手とともに完全に消し去り、
ブエナビスタは
名馬の域に入った。


豊マジックがでた。
JBCクラシックの
スマートファルコン。
注文通り逃げるとあとはスイスイ。
おっつけ通しのフリオーソ以下を尻目に
7馬身もちぎった。


次は北海道2歳優駿、
週末はブリダーズカップ。


幸せだなあ。

木村季康

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