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2010年10月の20件の記事

2010年10月30日 (土)

キム特「天皇賞メモ」

去年は8歳馬が勝った秋の天皇賞。

今年は3歳馬の参戦が例年より多いが、
あえてベテランの馬たちに注目してみた。


年長は7歳。メイショウサムソンの世代だ。

筆頭はシンゲン。
これに続くのがGⅠ2着4回のスーパーホーネットか。

アクシオンはサンデーサイレンス産駒。
「困ったときのサンデー、困ったときの武豊」だ。

ネヴァブションは渋い。
春は香港に遠征し4着。
勝ったヴィヴァパダカとは0秒3差。
宝塚記念は5着で
ブエナビスタとは0秒4差、
4着ドリームジャーニーとはわずか1馬身差だった。


秋初戦の毎日王冠は3着。
前日までの雨で
内を避ける馬が多い中、
ぽっかり空いたインコースを伸びてきた。

今回も降雨後のレース。似たような状況か。

相手なりに、そして人気薄で走るタイプ。

デビューから37戦目、
GⅠ挑戦は9回目だ。


木村季康

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想定外!

ショウナンアルバは内枠でこそ(スワンS)、となるとアリゼオの大外枠は?ところで、今日土曜日の東京競馬中止は正直びっくりした。京都の方が微妙と考えていたのだ。自然は我々の想定どおりにはいかない。今日の分の代替は月曜日、ラジオ日本では12時30分から放送。想定外といえば、秋の天皇賞。鉄板と思われた名馬がどれだけ敗れ去り、どれだけ想定外の馬に勝たれた事か。随分痛い目にあったものだ。今年はどうか?道悪に慣れている2人の外国人騎手は、当然無視できない。香港の重い芝がホームのホワイトは注目。馬場が重でも対応できると言った佐藤哲三騎手のアーネストリーは、この台風が神風になるかもしれない。前走見所あったネヴァブションは要注意、さらに条件好転。好調蛯名もおさえが必要。3歳馬の能力認めても、中心は高齢馬で。加藤裕介

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2010年10月29日 (金)

キム特「うまバカ日誌」

台風がやってくる。
よりによって天皇賞の時にである。

騒いでもしょうがない。去るのを待つだけだと言い聞かせている。

それはさておき、
30日土曜福島7レースに
ペルーサやトウカイメロディと差のないレースをしたことがある
インディアナポリスが出る。

新馬戦はルメール騎手を背に目の覚める追い込みで2着。
前にはペルーサがいた。

初勝利は時間の問題かとに思われたが、
2戦目も2着、
3戦目はトウカイメロディとの競り合いに敗れまたも2着。


骨折休養後の未勝利戦は
果敢に逃げたが、最後に捕まり3着だった。

3歳未勝利戦はすでに終了。
一つ上の500万戦で初勝利を目指す。

ペルーサは天皇賞に出走予定、
トウカイメロディは
先週の菊花賞で2番人気に支持された。

インディアナポリスの実績は重賞級。
一緒に戦った同期たちとは差を付けられたが、
いずれ同じステージで走る姿を見てみたいものだ。


木村季康

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2010年10月28日 (木)

キム特「うまうま調査班」

今年の「伝説の新馬戦」を検証してみた。


前2年のスローとは違い、
今年は平均ペース。
切れ味よりも長くいい脚を使えるかどうかが求められる展開だった。

ダノンバラードの勝ちっぷりが、
アンライバルドやローズキングダムに比べ、
ややインパクトに欠けるように見えるのは
展開の違いだろう。

スタートが決まり好位に付け、直線で抜け出したダノンバラード。
実にスムーズな競馬だった。


今後の走りで
様々な可能性がみえてくるだろう。

タイムは1分48秒7。
ここ3年で
一番速かった。


2、3着のブルースビスティー、ハンドインハンドの次走に注目するのはもちろん、
4、5着のメロート、タイセイジーニアスも
1分49秒台前半。
去年3着のモーニングフェイスより速い。

モーニングフェイスは
忘れな草賞を勝ち、オークスに出走した。

今年もレベルは高そうだ。


木村季康

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2010年10月26日 (火)

キム特「うまバカ日誌」

伏兵ビッグウィークが菊花賞を制した。
神戸新聞杯で
ローズキングダムに決定的な差を付けられたかに見えたが、
川田騎手の積極策が実り、後続の追い込みを封じた。

父は凱旋門賞馬・バゴ。
今年の3歳世代が初年度で、
いきなりGⅠ馬を輩出した。

ビッグウィークのほかにも
桜花賞2着のオウケンサクラ、
短距離ではエスカーダと
実にオールマイティ。

今後種牡馬バゴの評価は高まるだろう。


断然人気のローズキングダムはダービーに続いて2着。
ダービー、菊花賞惜敗というと、
サンエイソロン、スダホーク、ドリームバスポートなど
非運のイメージがつきまとうが、
ローズキングダムが今後古馬戦線の中核を担っていくことになるのは間違いない。


武豊騎手は今年中央GⅠ未勝利。
とはいっても、
ケガのためまだ3戦しか騎乗していない。
これからはほぼ毎週GⅠレース。
千両役者ぶりをみせてくれるに違いない。

木村季康

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2010年10月24日 (日)

キム特「うまバカ日誌」

秋深まる福島でエーシンダックマンが風を切って逃げた。

パドックでは実に落ち着き払っているが、
レースになれば話は別。
きょうも先頭で勝負どころに入った。
開幕週、平坦コースは
絶好の条件かと思われたが、
最後に止まった‥。


1200mでもやや長い。
アイビスサマーダッシュまではあと10ヶ月ある。

木村季康

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2010年10月23日 (土)

キム特「うまバカ日誌」

マイルCSの前哨戦、
富士Sは重賞初挑戦の
ダノンヨーヨーが勝ち、
4連勝。
3、4着には3歳馬が入り、
世代交代を印象づけた。
ショウワモダンは14着。目覚めなかった。

菊花賞。
荒れるイメージが濃くなった。
それだけ日本競馬のスピード化が進んだのだろう。

ダービー馬・エイシンフラッシュの回避もあり、
ローズキングダムの単勝が1倍台に。
軸は堅いがひも荒れ注意、とも受け取ることができる。

ヴィクトワールピサを破ったデビュー戦からちょうど一年が経った。


木村季康

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2010年10月22日 (金)

キム特「うまうま調査班」

北村宏騎手が秋の府中に入り好調だ。
4日間で7勝。
通算700勝も達成した。


特に日曜の前半戦が強く、
1週目は1,2Rを連勝、
先週は2,3,5Rで騎乗機会3連勝を飾った。

今週土曜は富士Sの
リルダヴァルを含め11クラに騎乗する。

7レースに乗るのはドンドドーン。馬はここ2戦2着。
新規開業の田中剛厩舎に
とっては初勝利がかかる。

日曜も11クラで土日計22レースに騎乗する。
有力馬目白押しだ。


木村季康

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2010年10月19日 (火)

キム特「アパパネあっぱれ」

アパパネが秋華賞に勝ち、
牝馬3冠を見事達成した。


振り返ると、
最大の難関はオークスだっただろう。
距離を克服するため体を絞り、長距離仕様で登場、
1着同着で2400mを乗り切った。

メジロラモーヌもスティルインラブも
3冠目が一番苦しかった。
しかし、アパパネは秋華賞が一番強かったのではないか。
馬群の外からねじふせる内容。

クラシック戦線において
抜けた存在ではなかったが、
秋華賞優勝で同世代の争いから名実ともにアタマ一つ出た感がある。

また、人馬もさることながら、栗東留学をはじめとした
国枝調教師の調整方法は実に巧みだった。


ウォッカが引退した2010年、
新しい名牝が誕生した。
ブエナビスタやレッドディザイアなどとの
対決が待ち遠しい。

木村季康

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2010年10月17日 (日)

秋華賞

第15回秋華賞。いよいよですね♪
去年のブエナビスタのときも牝馬3冠が見たいなぁと思っていたけれど
今年もそのチャンスがあるじゃないですかぁぁぁ!
でも今年は…牝馬2冠馬2頭ってこともあるかもしれないのですね?
こっちの方が珍しいからなぁ…
もちろん新しいGI馬が誕生するかもしれないし、とにかく楽しみな秋華賞。

でも私は…
エーシンリターンズ本命にします。
チューリップ賞も桜花賞もローズSもちゃんと3着まで走っているのです。
どうも福永騎手は牝馬と相性がいいような印象もあるのですよ。
単・複で勝負!
あとはやっぱり強そうなアパパネとサロマ湖特別でお世話になったベストクルーズ。なぜかいつも馬券を買っちゃうタガノエリザベートへのワイドも買う予定。
サンテミリオンはずっと馬券に絡んでいてすごく安心感があるのだけど、ぶっつけ本番っていうのがちょっと気になるので今回は控えます。

でもとにかくどの馬にも絶対に無事にゴールしてほしいと思います。
黒宮千香子

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キム特「府中牝馬S」

華やかだ。
実に華やかだ。

第58回府中牝馬S。
厳しい戦いを勝ち抜いてきた牝馬の競演だ。


エリートコースを歩んできたキャリアウーマン、
名家のお嬢様、
怖いものなしの3歳娘、
逃げる女、
追い込みにかける女、
裏街道を地道に歩んできた女‥。


秋華賞のメンバーと比べると、さすがに深みがある。


消したい過去の一つや二つはあるに違いない。

どの馬を選ぶかで性格が出る。
一度ならず二度惚れた女
もいいが、
畳と女房は新しいほうがいいに決まっている。

スマートシルエットだ。


木村季康

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2010年10月16日 (土)

キム特「アイルランドT」

16日、土曜東京メインレースは
アイルランドトロフィー。
実力馬が揃った。
重賞級だ。


トーセンジョーダン、
イコピコなどの名前を見ると
先週の毎日王冠に出ても面白い存在だったに違いないが、
体調や脚部に不安を抱えており、ここへ回った。


マイネルチャールズもしかり。
しばらく先になってもいいので、
一番よかった頃の走りをまた見たい。


今回のアイルランドトロフィーはカムバック組だけではない。

3歳馬・トゥザグローリー、
しぶといサンライズベガも有力の一頭だ。


地力か、新しい力か、調子の良さか。
好みは分かれそうだ。

木村季康

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2010年10月15日 (金)

キム特「2010秋華賞」

秋華賞はコース形態上、
先行有利かとおもいきや、差しも結構決まっている。
スリリングなレースだ。


今回は、アグネスワルツの出方をどう読むか。

ローズSは控えた。

フローラSやオークスでは、
平均より少し速い、またはハイペースを最後まで踏ん張った。

3冠制覇のかかる
アパパネとしては
アグネスワルツに引っ張ってもらい、底力勝負に持ち込みたいだろう。

木村季康

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2010年10月12日 (火)

キム特「愛しき個性派たち」

◎エーシンダックマン
4コーナー先頭はいつものルーティン。
スピードが古馬にも通じた。
スプリント路線もぐいぐい引っ張れ!
(9日・京都、オパールS2着)


○ユウキハングリー
華々しい大逃げをみせてくれた。
貯めても持ち味が出ないのはみんなわかっている。
不器用でいい。
(10日、東京7R7着)


▲スマートギア
ナタの切れ味を存分に発揮できるはずの京都コースで末脚不発。
ナムラクレセントがいないとしっくり来ないのか‥。
(10日・京都、京都大賞典8着)

木村季康

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2010年10月10日 (日)

キム特「道悪の鬼」

今朝も東京は雨。

夕方まで降るとのことで
馬場適性がいつもより重要になりそうだ。


きょうは天皇賞の前哨戦、毎日王冠。

道悪の鬼、
ショウワモダンの人気が高まりそうだ。

現在3連勝中。
今年は高速馬場にも対応し、安田記念を勝った。
今回のメンバーでは
唯一のGIホース。

もう伏兵ではない。
雨を味方に、母から受け継ぐ夢芝居・府中劇場開演だ。

木村季康

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2010年10月 9日 (土)

キム特「うまバカ日誌」

先週のスプリンターズS、日本勢は敗れた。

ローレルゲレイロやビービーガルダンに代わる次のスプリンター育成が急務だ。


9日土曜、京都のメインは1200mのオパールS。
仕切り直しの一戦だ。


新顔となるとやはり3歳馬。
ジュエルオブナイルとエーシンダックマンが出走する。


特にエーシンダックマンは
5月のNHKマイルCで
800m44秒8という
小細工なしの玉砕逃げを敢行。

ダノンシャンティの日本レコードをアシストする形となった。

このときのエーシンダックマンの1200mの通過タイムは
1分07秒8。

今回は斤量が当時より
4キロ軽い。
しかも直線は平坦、本業のスプリント戦。
タイムを縮める可能性は十分ある。


もうピエロとは言わせない。


木村季康

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2010年10月 5日 (火)

キム特「ナカヤマフェスタ」

あのディープインパクトが凱旋門賞で負けたときは、
日本馬は永遠に凱旋門賞を勝てないのではないかと思うぐらいのショックと悔しさを味わった。

それから4年、
ナカヤマフェスタの活躍でディープの傷は癒えた。

大丈夫だ。

日本馬の凱旋門賞制覇は
近い将来、必ずやってくる。


木村季康

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2010年10月 3日 (日)

キム特「バクシン王決定戦」

3日日曜日、秋のGI第一弾、スプリンターズSが行われる。

香港から2頭参戦。
日本勢は去年の1、2着馬、
春の覇者、サマーチャンピオンも参戦でベストの顔触れだ。


スプリント路線はここ20年で大きく進化した。

当時はスプリントとマイルが同じくくりで、
1990年にスプリンターズSがGIに昇格するまで
スプリントGIはなかった。


イメージを変えるきっかけになったのがサクラバクシンオーの活躍だ。

適鞍がなくワンペースで負けてしまうこともあったが
数少ないスプリント戦では滅法強かった。


93、94年のスプリンターズSを連覇。
ラストイヤーとなった94年の終盤は、
先行抜け出しの完成形を披露してくれた。


スプリント界はその後、
幾多の変遷を経て、
春=高松宮記念、
秋=スプリンターズSと整備され、
近年はサマーシリーズもできた。

スプリントとマイルのすみわけは着実に進んでいる。

そんななかでも、
サクラバクシンオーの影響力は今も絶大。

「短距離=バクシンオー産駒」は
今や競馬の格言の一つ。。活躍馬を毎年送り出している。


今年のスプリンターズSには
サクラバクシンオーの子が3頭出走。
勝てばショウナンカンプに続くスプリントGI制覇となる。


12Rはサクラバクシンオーメモリアル。

個人的には
芝1200m、サクラバクシンオー産駒限定戦で見てみたい。

ウルトラファンタジーな一戦になるに違いない。。


木村季康

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因縁!

日本VS香港!スプリント・マイルのGIレースは、サッカーの日韓戦のように因縁めいている。しかも、日本が劣勢であるところも似ている。暮れの香港では惨敗続き、せめて地元開催は格好をつけたいものだ。それでも馬券は香港馬、淋しい懐を温めて欲しい。有馬までの軍資金がかかっている、加油!加油!本命はグリーンバーディー、直線で前が開けば差しきれる。妙味はローレルゲレイロ。ちなみに、優勝騎手インタビューは、我が社が担当。我が社担当の時は外国人騎手が勝つ事が圧倒的に多い。そんなジンクスも追い風にしたいのだ。凱旋門も因縁めいている。エルコンドルパサーの2着に、ディープインパクトの失格。日本の競馬サークルは勝つまで引きずるのであろう。くしくも両馬の騎手が今回は参戦、しかも同期。何かを期待したくなる。加藤裕介

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2010年10月 2日 (土)

キム特「少頭数が好きだ」

2日土曜日、中山9Rは7頭立て。

アンケートをとったわけではないが、
少頭数ファンは結構いると思っている。


頭数が少なければ、購入点数は当然多くならない。

また、複勝2着払のレースは、普段より配当が少々高め。
そしてなにより
一頭一頭を過去の戦いから、当日のパドック、返し馬までじっくり吟味できる。


習志野特別。
人気は割れそうだ。
これからじっくり検討したい。


少頭数は決して寂しくないぞ!


木村季康

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