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2010年4月の13件の記事

2010年4月30日 (金)

キム特「天皇賞」

春の天皇賞は
ノーザンダンサーの系統が活躍している。


テイエムオペラオー、
メイショウサムソンの父はともにオペラハウス、

去年勝ったマイネルキッツの父・チーフベアハート、
おととし優勝のアドマイヤジュピタの父・フレンチデピュティも
さかのぼるとノーザンダンサーに行き着く。


ここ3年連続で
ノーザンダンサーの系統が勝っている。


今年もこの可能性が高い。
なぜならメンバーの大半がノーザンダンサーの系統だからだ。


しかもフォゲッタブル、ジャガーメイル、
メイショウベルーガ、
テイエムアンコールなどは
父も母もノーザンダンサーの血が入っている。

ノーザンダンサー系統のボックス馬券を買おうものなら相当な点数になる。

この世にうまい話はない。

ノーザンダンサーと聞いて、日本でポピュラーだったのは
ノーザンテーストだった。

80年代の日本競馬を牽引した名種牡馬。
フォゲッタブル、
エアシェイディ、
マイネルキッツ、
ジャガーメイルは
このノーザンテーストの血が流れている。


しかし、これらよりも
今回のメンバーで多いのが
ノーザンダンサーから
サドラーズウェルズへ繋がる血統。


サドラーズウェルズの子にオペラハウスがいる。

テイエムアンコール、
トーセンクラウンが
直属で、他多数。

オペラハウスのテイエム‥。しかも名前はアンコールときた。
取引価格は745万円。
オペラオーの再現ということなのか。


ノーザンダンサーの系統でも一風変わっているのが
ゴールデンメイン。

ノーザンダンサー
ニジンスキー
ラムタラ

と繋がる。


奇跡の名馬といわれた
ラムタラ。
10歳馬のGI勝ちとなれば文字どおりの奇跡だ。

木村季康

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2010年4月28日 (水)

キム特「荒れる?天皇賞」

今週はいよいよ天皇賞だ。
数あるGIの中でも誇り高い特別なレース。

枠順は29日木曜日に決まる。
天皇賞といえば、やはり4月29日である。


今年の関心事の一つは
フォゲッタブルの状態。
菊花賞2着、有馬記念4着、
3400mのダイヤモンドSではきれいに差し切った。

阪神大賞典でいい走りをみせてくれれば、
ぐりぐり五重丸だったのだが、
ダイヤモンドS激走の疲れがとれず阪神大賞典出走を見送った。

当日どんな姿で現れるか。


春の天皇賞は
馬単と3連複の発売が始まった03年あたりからだろうか、
一筋縄でいかなくなった。

荒れる年があるかとおもいきや、堅く決まる年も。


推測の域でしかないが、
ディープインパクトやメイショウサムソンのような、
3歳春のクラシックから主役を担ってきた馬が出ている年は荒れにくいようだ。


今年の登録メンバーを見渡すと、
ドリームジャーニーが3冠レース皆勤だったが出走回避。

また春の天皇賞と関連の深い菊花賞馬がいない。


前年の菊花賞馬、スリーロールスは引退。
オウケンブルースリ、アサクサキングスは戦列から離れている。

主役不在=荒れるということなのか‥

3000m以上の実績で見るなら、
トウカイトリックか。
3年前の天皇賞でハナ、クビ及ばず3着。

8歳になった今年、万葉S、阪神大賞典と3000mで2勝している。
ダイヤモンドSはインで詰まって5着。
派手さはないが、スタミナは相当ある。

そして前年の覇者・マイネルキッツ。
長距離を走るようになって開眼した。


長距離実績ではこの2頭かと思われるが、
もっと掘り下げなければいけないと感じている。


それはまた後日‥

木村季康

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2010年4月26日 (月)

鈴木沙和子です

競馬ファンのみなさんこんにちは!
そして初めまして。4月からラジオ日本の土曜・日曜競馬実況中継に仲間入りした鈴木沙和子です。

今はパドックを担当しています。

今まで競馬のことを知らなかった私が、毎週末競馬場にいるのは何だか不思議です。

新鮮な気持ち。

と同時に毎週末がものすご〜く楽しみです!!なぜかといえば、馬に会えるから。

毎レース前、パドックに馬が出てくるたびにワクワク心躍ります〓

たてがみを網み込んでいたり、メンコがカラフルでおしゃれだったり、ふわふわシャドーロールがお似合いだったり…
(メンコやシャドーロールのことは、最近知りましたっ)

おしゃれだなぁ、なんて。
そして馬の歩き方もそれぞれ違って、興味深い!!

軽快なステップを踏んでいたり、ズンズン歩を進めたり…


そして何と言っても、いよいよ発走時間になって、馬がゲートに入ってスタートして、、、


馬場を駆け抜ける、その姿。

美しいです。


私はとにかく馬の姿を見るのが楽しみ〓


だからこそ、パドックでは、情報を明るく、正確に、わかりやすく、と心がけています!!


競馬ファンのみなさん、まだまだ初心者の私ですが、どうぞよろしくお願いします!

そして、いろいろなことを教えてください♪

週末は、競馬場で会いましょう♪♪

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2010年4月22日 (木)

キム特「うまバカ日誌」

皐月賞はヴィクトワールピサが優勝。

牡馬、牝馬のクラシック第1戦が終わった。

桜花賞、皐月賞、ともに1番人気馬が勝ったのは
2001年の
桜花賞−テイエムオーシャン、
皐月賞−アグネスタキオン
以来、9年ぶりだった。


クラシック第2戦は、
オークスが5月23日、
ダービーは5月30日。

今週からトライアルレースがスタートする。

今年の3歳はレベルが総じて高いと言われている。

特に牡馬戦線は候補生がまだまだいる。

まずはペルーサ。
若葉Sで皐月賞2着のヒルノダムールを破った。

余談になるが、
馬名の由来はサッカーのディエゴ・マラドーナから。
目下3戦3勝で
ハットトリック達成といったところか。


続いて、ダノンシャンティ。
毎日杯V−皐月賞スキップ−NHKマイルC−ダービーの青写真なら
厩舎の先輩にあたる
クロフネやキングカメハメハと姿がダブる。

さらにNZTで1分32秒9をマークしたサンライズプリンス。

そして、
母が名牝の
トゥザグローリー、
ルーラーシップ。

皐月賞不出走の逸材がいる。

ヴィクトワールピサがダービー最有力に異論はないが、
全体の層が厚い。


奇しくも9年前は
アグネスタキオン、
ジャングルポケット、
クロフネ、
マンハッタンカフェ

の黄金世代だった。


木村季康

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2010年4月18日 (日)

さつき賞 レース後関係者コメント

1着 ヴィクトワールピサ 岩田康誠騎手
自分自身緊張していたし、落とせないレースだと思っていたので、勝ててよかった。スタート出て行かなかったけど、芝のどこを通るか今日は前半から考えていた。内は荒れているけど、外は水分を含んでいるようだったので、内1頭分のコースをとって、あとは馬の力で勝たせてもらいました。この馬のことは前からみてい たし、武豊騎手がうまくレースを教えてくれていたので、すごく乗りやすかった。大きいところを狙える馬。ダービーまで無事に行ってほしい。

2着 ヒルノダムール 藤田伸二騎手
4コーナーで少し詰まった。外に出すときにスムーズに出すのとそうでないのでは、大きく違う。この馬の評価は低かったけれど、自分はそう思っていなかった。力を出せてよかった。

3着 エイシンフラッシュ 内田博幸騎手
前でみんな勝負にいって、ガチャガチャしていたけれど、その後ろにいたのが良かった。勝った馬は強い。順調さを欠いたからそれを考えるとこの馬も強い。

4着 ローズキングダム 小牧太騎手
悔しい。
坂上抜けたときは勝てると思った。道中苦しい競馬。ただ、あの位置で折り合えたので、距離が延びても大丈夫。

6着 リルダヴァル 福永祐一騎手
イメージどおりの競馬ができた。前半気負った分、ラストののびを欠いてしまった。勝負どころの手応えはよかったが、渋った馬場を気にしたのかもしれない。それでもバテルことなく頑張ってくれていたので、今後の上がり目に期待したい。

7着 ゲシュタルト 勝浦正樹騎手
坂を上がってから決め手が今一つだった。道中はスムーズだったけれど、引っかかったわけではないから、これからが楽しみな馬です。

11着 エイシンアポロン 池添謙一騎手
折り合いはスムーズだった。手応えがなくなってきて、自分で動いた。距離は少し長かった。今日は前走に比べれば外枠だったし、もう少し前に行っても良かったと思う。

13着 ガルボ 後藤浩輝騎手
ペースが速かったが、(この馬には)ちょうど良い感じの競馬になった。外を回った分、スタミナがね…

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2010年4月17日 (土)

ぶっちーの勝手に3歳馬診断

先週はさんざん能書きをたれた挙げ句、アパパネに人気通り勝たれてしまった。気を取り直して(使い回しの良い言葉だが・・・)皐月賞予想といきたい

◎⑱アリゼオ
○⑬ヴィクトワールピサ▲⑤ローズキングダム
△②ハンソデバンド
△以下⑯⑫④⑨
の順

⑬でなく⑱◎は、ペースを考えて。以前このコラムでも書いたが、シンボリクリスエス産駒は、決め手比べに弱い。父は圧倒的な強さの有馬記念のイメージが強いが、決め手比べと言うより、自ら動いていって力でねじ伏せる型を得意としていた。

すると共同通信杯の負けはクリスエス産駒の悲しい性。今回も横山典が行くと見て◎。ダノンシャンティの毎日杯を考えれば、②は侮れない。地味だが、実力は確か。大穴は⑨。大柄に似合わず?、器用さも兼ね備えている。一叩きで変わり身があれば。

細渕武揚

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2010年4月12日 (月)

キム特「うまバカ日誌」

桜花賞はアパパネがレースレコードで優勝。

関東馬の桜花賞制覇は
キストゥヘヴン以来で、
阪神コースがリニューアルされてからは初めて。

関東所属騎手の優勝は
快速牝馬・エルプスの
木藤騎手(当時)以来25年ぶりとなった。

5月のオークスで
2冠制覇を目指す。

さてさて、
アパパネと同じ勝負服の馬が中山でも走っていた。

ホクレレ。
日曜中山10R野島崎特別に出走。
28戦1勝だが、フラワーC2着の実績があり、
1000万クラスにいる。

この日は
インコースをピッタリ回り、
最後の直線で大本命のクーデグレイスを捕まえた。

待望の2勝目!がちらついたその時‥
馬場の中央から
的場親子で臨戦したダイワジャンヌが詰め寄り、
2頭の争いは写真判定へ持ち込まれた。

結果、ホクレレは9回目の2着を記録することに。
ハナ差及ばなかった。

ホクレレは右、左回りを問わない。
次の東京開催にも出てくれるだろう。

そこで10回目の2着を記録するなら
これは表彰に値する。


牝馬は牡馬よりも好不調の波がありがち。
桜花賞当日、オークス馬・トールポピーの引退が静かに発表された。

トールポピーだけではない。
クラシック戦線で活躍した馬が
古馬になってから勝てなくなってしまうケースがある。


そんななか、
中山も府中も問わず、
一定して走り続ける
6歳牝馬・ホクレレ。
デビューから獲得した総賞金は6000万円を越えた。


ウオッカ、ダイワスカーレットと同世代。

同期の桜だ。


木村季康

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2010年4月11日 (日)

桜の舞台昼休みのひととき

阪神競馬場は昼休み。
 
ほしのあきさんがトークショーをやっています。ステージの真ん中がほしのさんです。よく見えるでしょ?
 
 
こちらはラジオ日本の放送席。
とはいっても、単独の部屋があるわけではなくて、広報室のベランダを借りて放送しています。
 
新聞を熱心に読んで桜花賞への資金稼ぎを熟考しているのは渡辺ディレクター。
 
 
朝よりも雲が多くなってきました。天気は持つか。
 
 
佐藤一司

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2010年4月10日 (土)

阪神競馬場

阪神競馬場

(写真が横になっていたらすみません)
阪神競馬場といえば、最寄り駅は阪急線の仁川。
 
仁川の桜は…
 
なんて表現が競馬では一般的に使われています。
 
今日土曜日、暖かい!いや、暑いくらい。
 
 
楽しみにしていた桜の咲き具合は、
 
向正面が満開。
 
去年はピークを少し過ぎていたタイミングだっただけに、今年はドンピシャです。
 
 
佐藤一司

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ぶっちーの勝手に3歳馬診断題

『力差拮抗。何が勝ってもおかしくない。勝った馬が強い桜花賞』


何が勝ってもおかしくない。そんな牡牝のクラシック第1弾になりそうだ。それでも牡馬はヴィクトワールピサが頭1つわずかに抜けている感がある。ただ牝馬は百花繚乱、本当に混戦だ。


今年の3歳牝馬限定重賞は、初重賞勝ちの馬ばかりとなった。その全てが魅力ある馬なので困ってしまう。

オークスまでの3歳牝馬戦線は、素質だけで距離もどうにかなる。レッドディザイアは、キャリア2戦で挑んだ桜、続く樫共に2着。類い希なる素質の持ち主であった事は、その後の実績を見ても明らかである。1つ目のポイントは、この素質だ。すると、アプリコットフィズが昨年のレッドにだぶって見える。

ただその素質も、2歳時の女王が絶対女王ならば歯が立たない。ブエナビスタvsレッドディザイアの構図が成り立つ。アパパネはどうか、母系からここからの成長力は疑問。前走はトライアルと言っても、2着死守が精一杯。すると、アプリコット◎かとなるが、今回はもう一捻りしてみたい


◎はコスモネモシン。馬主も騎手も地味だ。馬にしたって未勝利脱出まで時間がかかった。それでも前々走で、アプリコットを負かしている。また前走フラワーCでは、終始外々を回って2着。中身も秀逸だが、直線でグンとフォームが沈み、懸命に前を追った姿が忘れられない。本番前でやや緩い体の作りを考えれば、今回は上積みも大きいはず〓〓


一昨年のレジネッタを始め、クラシックの中でも荒れる印象がある桜花賞。人気以上に実力のあるコスモで高配当も期待したい!。

細渕武揚

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2010年4月 9日 (金)

キム特「桜花賞」

クラシックレースが始まる。
日曜日阪神競馬場で
第70回桜花賞。

枠順に注目してみた。

まずは去年の2歳女王・アパパネは
5枠9番。

去年勝ったブエナビスタと全く同じ枠番に入った。

8枠17番にはシンメイフジ。
去年12月の阪神JFと同じ8枠。
JFは1番人気に推されながら出遅れただけに
今回こそは!


大外18番には
プリンセスメモリー。
阪神コースがリニューアルされてからの桜花賞は、
何かの巡り会わせなのか、必然なのか、
18番の馬が馬券に絡んできた。

ここ3年の18番は‥
ダイワスカーレット、
エフティマイア、
レッドディザイア。

プリンセスメモリーは400キロに満たない小さな馬。
去年夏の新潟デビュー戦では11番人気だった。
わからないものである。


続いて、
1枠2番ギンザボナンザ。
ひいらぎ賞、アネモネSを勝ったときと同じ馬番号。
祖母はオークス馬アドラーブルとあれば
心が動くのはごくごく自然な流れ。


最後に
桜花賞当日は4月11日。
④コスモネモシン
⑪エーシンリターンズ。

父はゼンノロブロイとキングカメハメハだけに
たかが語呂合わせと片付けられぬ。


木村季康

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2010年4月 6日 (火)

「1422うまうま警察」

4月4日、
中山競馬場で行われたダービー卿CTで
「事件」は再発した。

結果は次の通り。
1着 ショウワモダン
2着 マイネルファルケ3着 サニーサンデー


去年春の中山で活躍した馬ばかりだ。

ショウワモダンは
昨春、東風S1着。
今春も中山記念、東風Sともに3着、

マイネルファルケは
去年もダービー卿2着、
今春東風S2着。

サニーサンデーは
昨春の中山マイル戦で
2連勝。


「状況証拠」がたっぷり揃っていた。

上位人気3頭が
馬券に絡まなかったにもかかわらず、
3連単の配当が4万円台と案外つかなかったのは
各所轄の捜査が実ったから?だともいえなくもない。


もちろん、マイネルファルケの逃げがスローで、
後方に構えたファリダット、トライアンフマーチにとっては
全く不向きな展開になってしまった。

もう一度同じメンバー、条件でレースを見てみたいとも思う。


それにしても、
それにしてもである。


老警部はダービー卿CTの結果を重要資料として
捜査本部へ持ち帰ることにしたのだった‥。


(つづく)


※登場人物のみフィクションです。
作・木村季康

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2010年4月 2日 (金)

キム特「うまバカ日誌」

桜花賞、皐月賞への
ステップレースが終了し、
晴れの舞台に進む馬たちの顔触れがほぼ固まった。

しかし、しかし!
今週、東西で3歳のオープン特別が組まれている。
勝つことが条件になるが、
牝馬は連闘で桜花賞、
牡馬は中1週で皐月賞に出走できるチャンスが残っている。

あす土曜、阪神で行われるマーガレットS。
牝馬が3頭出る。
いずれも現時点の本賞金は900万で
勝って賞金を加算すれば
1750万円に。

桜花賞出走のボーダーラインは1200万円とみられ、
上をいくことになる。

芝1400m戦。
牡馬相手に勝てば
桜花賞出走への色気が出てもなんら不思議でない。


一方、日曜中山の伏竜S。
有力の一頭と目される
トーセンアレスの陣営が、
勝てば皐月賞参戦とのこと。

他のメンバーの多くも、勝てば皐月賞に出走できる計算だ。


馬の体調次第ではあるが
まだ間に合う。

とにかく勝つしかない。


木村季康

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