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2009年11月の17件の記事

2009年11月29日 (日)

ジャパンカップ レース後の関係者コメント

優勝 ウオッカ C・ルメール騎手
「オウケンブルースリもしまいがすごく速くて、ゴール入線後も、はっきり勝ったかどうかわからなかった。道中もスムーズで、落ち着いていていいペース。4コーナーで行きたがったが、最後に長い直線があるし、ためにためて…それに、ウオッカはちゃんとこたえた。この馬に騎乗できて本当にハッピーだ。本当にすごい 馬。応援してくれたファンに感謝したい。」
 
2着 オウケンブルースリ 内田博幸騎手
「うしろ過ぎとはわかっていたけど動けなかった。大外回ってしまうから・・・
あそこまできたら勝ちたかった」
 
音無調教師
「負けたらダメ。ペース遅いのに少し仕掛けが遅かった。
3コーナーから仕掛けるべきだった。コース取りも大外では…。
有馬記念に出走するかどうか分からない、位置取りが向かないからね。」
 
3着 レッドディザイア 四位洋文騎手
「外国馬に少しブロックされるところがあった。その分届かなかった。
いつもよりカリカリしていたけど元気一杯で、よく走ったけれど悔しい。
でもこれだけやれることはわかった。」
 
4着 コンデュイット R・ムーア騎手
「少し出遅れて、ペースが速くてついていくのが大変だった。
最後は追い込んだが、前と脚色が一緒になってしまった。」
 
5着 エアシェイディ 後藤浩輝騎手
「イメージ通りに競馬ができて前回感じたことが間違いじゃなかった。
(前回感じたこととは)力負けじゃなかったことと、
リズムが2400メートル向きで競馬をしていること。
また次があればいいなと。」
 
6着 エイシンデピュティ 戸崎圭太騎手
「良い感じで行けてハナに行かなくてもスムーズだった。
前走よりいい雰囲気だったし、前走乗って力があると思ったので
思い切っていこうと思って乗った。」
 
8着 マイネルキッツ 松岡正海騎手
「直線で一瞬オッと思った。オウケンと同じ脚が使えるって。
だからこそもう少し前へ行っておけば…」
 
9着 リーチザクラウン 武豊騎手
「止まっちゃうね。まだ長いかな。
2番手で良いと思ったけれど、行ってしまった。
レース前は落ち着いていたんだけれど。課題があるね。」
 
12着 コスモバルク 五十嵐冬樹騎手
「内に入りたかったけれど、全然入れなかった。
状態はあまり良くなかったと聞いていたが、
よく頑張った」
 
 
 

What is your No.1 Entertainment of 2009? -Yahoo! JAPAN Net BANZUKE 2009
ちかこ

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キム特「JC来たる」

キム特「JC来たる」
今年で29回目となる
ジャパンカップ。

有馬記念がグランプリ、ダービーが競馬の祭典というなら、
ジャパンカップは
年に一度のワールドカップだ。

私たちはジャパンカップを通じて異文化に触れてきた。


80年代に来日した
トリプティックを思い出す。
当時、ジャパンカップの指定レースとして行われていた富士Sで、
日本のオープン馬を子供扱い。
7馬身差をつけて勝った。本番では負けたが、
強烈なインパクトを残してくれた。


93年、コタシャーンに騎乗していたジョッキーがゴール位置を間違える
ハプニングがあったり、

世界的な名馬があっさり負けたこともあった。

凱旋門賞でエルコンドルパサーを破ったモンジューが
ジャパンカップでは
スペシャルウイークに
敗れた。それから10年。
一言では語り切れない時間が経過した。


今年の外国勢の目玉は
コンデュイット。
ブリダーズカップを連覇した馬だ。

今年、凱旋門賞は4着。

日本勢が
凱旋門賞に出ていたら?
ブエナビスタがもし出ていたら?

ワールドサラブレッドランキングでは
コンデュイットが125で
6位タイ、
ウォッカは120で37位タイとなっている。

日本トップのカンパニーとドリームジャーニーが
121。
数字上はコンデュイットがリードだ。


これほどの馬がJCに来るのは
ウィジャボード以来といっていい。
ディープインパクト、
ハーツクライが海外遠征し、
2冠馬メイショウサムソンも出走した年だ。

海外トップとの戦いが年一回ではなく、
国内外で何度も繰り広げられれば、
日本の競馬はさらに盛り上がっていくに違いない。

来年からJRAの平地重賞はすべて国際競走となる。

もっと異文化を、
世界の強さをもっと身近に感じたい。


木村季康

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2009年11月25日 (水)

キム特「ファンのまなざし」

マイルチャンピオンシップは
カンパニーが優勝。
見事なハッピーエンドだった。


東スポ杯も
1番人気のローズキングダムが1着。
デビュー2戦目にも関わらずファンはカンパニー同様、後押しした。


今週のジャパンカップは
どの馬が1番人気になるのだろう。
評価は割れそうだ。

リーチザクラウンが
よどみないラップを刻んで逃げることが予想される。

ということは
去年のような前半1000m
61秒8、スローの瞬発力勝負になるとは考えにくい。


イメージはアルカセットがレコードで勝った05年。
タップダンスシチーが
1000mを58秒3で通過した。
直線でゼンノロブロイが
一旦先頭に立つも、
最後に失速。

ハーツクライが猛然と追い込んたが、英国のアルカセットが振り切ってV。
It'S タフマッチ
だった。


今年のメンバーで
激流に耐えられそうな
馬は果たして‥。
こんな時のメイショウサムソンを見たかった。

血統面なら重厚感ある欧州系か。


心強いデータがある。
ジャパンカップの
1番人気馬は
9年連続で3着以内に
入っている。
(3.2.4.0)
すべて日本馬だ。


1番人気馬から
3連単マルチか、
3連複の軸か、
穴馬へワイドで流すか。


先週の結果にならい、
ファンの力を借りてみたい。


木村季康

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2009年11月22日 (日)

ぶっちーの勝手に2 歳馬診断

『一族の最高傑作〓ローズキングダム』

薔薇の花言葉は、「愛・恋・上品・・・」。競馬のバラ一族も花言葉同様、超がつく良血・品の良さが目立つ血統である。だがGIでは今1つ及ばない、バラの棘の様な鋭さ・荒々しさに欠けるのである。1戦1勝ながら、果敢にレベルの高い東スポ杯に挑戦してきたローズキングダムは一族悲願のGI制覇にたどり着く馬なのか?注目して見ていた。


まず、目を丸くしたのはパドックで落ち着き払ったその姿。ちゃかつき若い面を見せる馬が多い中、一輪のバラが悠然とパドックに咲いていた。「環境に動じない強い心を持っている」そう感じた。

その強い心はレースにも発揮された。トーセンに1度前に出られ、差し返す根性。トーセンもこの世代屈指の実力馬だ。このレベルに通じないのが、バラ一族のはずだった・・・が、キングダムは差し返した。首の上げ下げでなく、完全に前に出たねじ伏せる強さだ。

「この馬なら、一族悲願のGI制覇を成し遂げる」関係者の誰もがそう思っただろう。だが、次は朝日杯、中山1600を力だけで制するのは難しい。リディルが戦線離脱しても、今年の2歳は、なかなかのレベルにある。一族最高の傑作とも言えるキングダムだが、運を味方につけないと、GI確定とはまだ言えない。一族の宿命か、GIへの試練は、まだ続きそうである。


変動あり

細渕的、2歳馬ランキング
素質・血統・気性・距離適正等から、まずは朝日杯・阪神JFへ向けての上位ランキングを出していきます。

牡馬
①ローズキングダム
②トーセンファントム
③ニシノメイゲツ
④サンディエゴシチー
⑤エイシンアポロン

牝馬
①ラナンキュラス
②ディープデザイア
③アパパネ
④ブルーミングアレー
⑤シンメイフジ

細渕武揚

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2009年11月21日 (土)

東京スポーツ杯2歳 S レース後の騎手コメント

1着ローズキングダム 小牧太騎手
いきなり重賞で強い相手でめ頑張ってくれました。
スタートうまく出て、ペースがガクンと落ちたときは行きたがったけど、外から馬がきて、なんとか落ち着いてくれました。
この馬の魅力は自在性と、レースでもどっしりしていて落ち着いているところ。乗りやすいです。東京のGIも楽しみな馬です。


2着トーセンファントム C.スミヨン騎手
最後の直線でがっと行っちゃった分、残り50メートルで終わっちゃいました。
じわじわ伸びるならいいのだけど…メンタル的なものかな。
すごい脚を使えるのがわかったことが収穫です。


3着レッドスパークル 蛯名正義騎手
前に行こうと思ったけど、スタートでもたもたしていたので、待つ競馬をしようと思った。いい伸びできてくれた。乗りやすい馬、フットワークがいいです。


4着サンディエゴシチー 藤岡佑介騎手
スタートして物見をして、行き脚がつかない感じでした。
おりあいついた。
直線残るかと思いましたが、外に離れてしまって…
休み明けでも良く走ってくれました。


5着ダイワアセット 菊沢隆徳騎手
プレッシャーがかかる競馬でした。キャリアの浅い馬ですがこれだけ走れるし、素質のある馬です。使いつつ良くなるのではないでは。


10着レッドバリオス 内田博幸騎手
いいと思ったのだけどね。今日はいい位置で進められて、はじけてくれるかと思ったのだけど、何でだろう… 伸びなかったね。前回よりスムーズだったのだけど…

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美しい!

京都へ移動中の新幹線車内から。
 
 
車掌
「皆さま、進行方向右手をご覧ください。今日は快晴のため、富士山をキレイに見ることができます」
 
 
美しい富士を見る度に、日本人で良かったと心底思う。
 
 
青いキャンバスに白い輪郭がくっきりと浮かび、頂上からの稜線は指でなぞりたくなるような端麗なカーブを描いている。
 
 
学生時代に頂上まで登山したことを少し誇りに思いつつ、いつも勇気づけられる雄大な姿を見て、改めて気が引き締まる。
 
 
佐藤一司

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2009年11月19日 (木)

キム特「カンパニー鉄板?」

今週のGIは
マイルチャンピオンシップ。
出走馬が確定した。

引退レースを迎える
今年秋の天皇賞馬・カンパニーが人気を集めそうだ。


マイル戦線をおさらいすると、
トップクラスの力を持つ
スーパーホーネットは
休養中、

上半期のマイル王を決める安田記念は
1着ウォッカ
2着ディープスカイ
3着ファリダット
4着カンパニー
5着ライブコンサートで、

ウォッカはJCへ。
ディープスカイは引退、
ファリダットは休養中。

上位3頭がいない。


3歳勢は
NHKマイルCの
1〜3着が今回不在。


前哨戦組は
スワンSを勝った
キンシャサノキセキが
回避。
5着のスズカコーズウェイが最先着馬となる。

スワンS、富士Sともに
1着〜最下位まで1秒差しかついておらず、
今回着順がガラリということも考えられる。


そこで浮上してくるのが
8月の関屋記念組。

1着 スマイルジャック
2着 ヒカルオオゾラ
4着 キャプテントゥーレ。

キャプテントゥーレはこのとき、骨折明けだったことを頭に入れておきたい。


外国馬が参戦してくるが
日本勢は周辺の動向、
今秋の充実ぶりから、
カンパニーの評価が高まるのはうなずける。


秋の天皇賞→マイルCS連続Vに挑戦した馬は
過去2頭。
ニッポーテイオー、
ダイワメジャーは
共に人気にこたえ勝った。

データもカンパニーの門出を後押ししている。

木村季康

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2009年11月16日 (月)

キム特「エ女王杯反省会」

エリザベス女王杯は
11番人気の
クィーンスプマンテが
逃げ切り、

2着にも
テイエムプリキュアが
残って大波乱。

人気のブエナビスタは
最後の600mを
上位2頭より4秒も速い
32秒9で走ったが、
届かず3着に敗れた。


なんとかならなったのか。
馬にではなく、
自分に対してである。


敗れたとはいえ、
ブエナビスタは馬券対象の3着に入っている。

ブエナビスタから
馬券を買って
当たっている人は
当然いる。

考えられるのは
3連複の軸を
ブエナビスタ1頭にして、相手全部=17頭を買う。

136通りで、
100円ずつ買うと
1万3600円。

勇気と覚悟はいるが、
3連複の払戻金は15万円ついた。

ブエナビスタから
ワイド総ながしでも
収支はプラスだった。


8種類もの馬券が
買える時代。
天文学的配当が出る時は
理屈では片付けられないものがある。
知恵くらべ、
アイディア勝負で
立ち向かうしかない。


7週連続GIの一発目は
大荒れ。
府中界隈に住む、
ムクドリの鳴き声が
朝は穏やかだったのに、
夕方になってやけに騒がしかった。


木村季康

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2009年11月15日 (日)

ぶっちーの勝手に2 歳馬診断

『フランス名手に導かれ、変わったダノンパッション』

昨年はジェルミナル、一昨年はヤマニンキングリーとトールポピーの1・2着。3年前はウオッカが2着と、出世レースの1つ黄菊賞。ダノンパッションが詰めの甘さを払拭、大外一気のごぼう抜きを決め快勝した!

今までは人気に応えなければ、勝たなければのプレッシャーもあったのか、器用に立ち回り直線伸びきれなかった。それが今日は脚をため込んだのが良かったのだろう。新たな一面を見せた。4コーナーで内・外どちらにでも行けたのに、躊躇わず大外へ、スミヨン騎手の判断力も秀逸だった。

ただこの強さ、この形でないと出せないかもしれない。これから相手が強くなり同じ戦法が通用するのか、器用に立ち回っては着は拾えても勝ちきれない・・・

今日の強さを鵜呑みにはできない。器用な馬なので朝日杯でも通用すると思うが、強さを引き出す為には、追い込みに専念したい。次のレースでの戦法が大いに注目される。

変動ありあり

細渕的、2歳馬ランキング
素質・血統・気性・距離適正等から、まずは朝日杯・阪神JFへ向けての上位ランキングを出していきます。

牡馬
①リディル
②ニシノメイゲツ
③サンディエゴシチー
④トーセンファントム
⑤エイシンアポロン

牝馬
①ラナンキュラス
②ディープデザイア
③アパパネ
④ブルーミングアレー
⑤シンメイフジ

細渕武揚

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2009年11月14日 (土)

雨上がり

雨上がり
朝の雨が嘘のよう
茜色の空が広がっています。

黒宮千香子

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2009年11月12日 (木)

キム特「GI先走り」

アルゼンチン共和国杯はミヤビランベリが逃げ切った。

重賞4勝目。
勝てなかった頃は
スピードのコントロールがきかず、
最後に失速するケースもあったが、
去年、七夕賞を逃げ切った頃から変わってきた。

今年の七夕賞は
好位追走から競り勝つ新味を披露して連覇。

今回は逃げ+しぶとさ
というこの馬の完成形ともいえる内容で、
東京芝2500mの重賞は
目黒記念に続き2勝目となった。


血統をみると、母の父は菊花賞馬・ホリスキー。
有馬記念、阪神大賞典、春の天皇賞など長い距離のビッグレースで
脇をかためてくれそう。

もちろん軽視はできない。

ミヤビベガ、
ミヤビタカラオーの
三兄弟が揃って
走る姿もみたい。


さて、
今週〜年末の有馬記念まで7週連続のGI。
日曜日はエリザベス女王杯だ。

2冠馬・ブエナビスタが
一番人気になるのは
間違いない。


気になる点はただ一つ、
降着後ということ。

馬は自分が降着したかどうかを理解しているかわからないが、
過去のGI降着例をみると、
メジロマックイーンは
天皇賞・秋で1位入線→降着となったあと、
ジャパンカップ4着、有馬記念は2着。


カワカミプリンセスは
おととしのエリザベス女王杯で1位入線→降着後、
10戦走り2着はあるが
勝ちがない。


もちろん、
ディープインパクトのように、
凱旋門賞で失格になったあと、
ジャパンカップ、
有馬記念を
何事もなかったかのように勝った例もある。


今回、
ブエナビスタが
大外から風のように
走り抜けるようなら
看板女優の座は
ウオッカ世代から
現3歳世代へいつでもバトンタッチできる態勢にあることを示す。

もちろんバトンタッチは
ウオッカとブエナビスタが一緒に走るのが
望ましい。

ウオッカ、さよなら公演と銘打って。


木村季康

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2009年11月 9日 (月)

キム特「私の競馬学校」

キム特「私の競馬学校」
東京・新橋に新しくオープンした「Gate J.」
を訪ねた。

従来までの広報コーナーとは雰囲気がガラリ一変。
私のような人間でも
入っていいのか、ためらいがあったが、
すぐに杞憂とわかった。

閲覧自由の各スポーツ紙をチェックしたのち、
奥へ進むと競馬関連書籍がずらりと並んでいる。

昔の「優駿」や
「競馬四季報」
を見ていると、
完全にタイムスリップ。
時間が止まる。


続いて手にとったのは
「中央競馬20年史」。
昭和51年に発行された厚い本だ。

日本中央競馬会となった
昭和29年〜20年間の歩みが写真付きで記されている。
ページをめくっていくと
競馬中継についての記述もあった。


競馬放送が本格的にスタートしたのが、
昭和30年代。

ラジオ日本の前身、
ラジオ関東の競馬中継は
昭和34年12月中山競馬〜始まった。
番組名は「RFサンデー」で日曜のみ。

その後、
昭和41年1月25日〜
番組名が
「RF競馬ロータリー」
に変更。公募で決まった。


土曜日は昭和44年11月〜
で「土曜競馬実況中継」
。タイトルは今と同じだ。


昭和49年時点の放送時間は
土曜12:30 - 17:00
日曜13:00 - 17:00

だった。
各放送局とも、
放送スタートは早くて
昼〜。


当時の競馬中継について、大先輩の樋口アナウンサーも
「レースの合間にスタジオから音楽をかけていたんだよ。
始めの頃はパドックをやっていなかったよ」
と話していた。
年月を経て、今の放送時間、放送スタイルが
確立されてきたことを感じる。


またこの頃は
トレーニングセンターがなく、
東西でトレーニングセンター候補地の選定が進められていた。

関西のトレーニングセンターは四条畷、久御山などが候補になっていたが、
栗東町の熱心な働きかけで、栗東に決定。
昭和44年〜45年にかけて
栗東トレセンへの移動が完了した。


一方、関東は
八王子市片倉を東京競馬分場として選定したが、
十分な敷地の確保が難しいこと、ニュータウンによる地価高騰などもあって断念。


その後68ヶ所にも及ぶ候補地の中から美浦に決定。
移動が完了するのは
昭和50年代に入ってからになる。


八王子にトレーニングセンターができていたら、
「ハチトレ」などと
呼んでいたのだろうか?


その他、オッズシステムの変遷や
各競馬場の歴史についても細かく記されていた。
これはまた次回としたい。

新しい建物だが、
中は昭和も詰まっている「Gate J.」。

ファンのための
競馬学校だ。


木村季康

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2009年11月 7日 (土)

キム特「候補生続々」

東京競馬場に
トウカイテイオーが
帰ってきた。

21歳になったという。

お尻が盛り上がる
後ろ脚の力強い踏み込みは
さすがになかったが、
元気そうでなにより。

今度は
同年代の馬を何頭か呼んで、
同窓会のようなイベントをやっていただきたい。


トウカイテイオーは
無敗で皐月賞、ダービーを制した。

きょうの2歳戦は
未来のトウカイテイオー!と声をかけたくなる馬が次々と出てきた。

京都では
ディープデザイア、
ヴィクトワールピサ、

東京では
百日草特別の
サクラエルドール、

新馬戦を勝った
アプリコットフィズは
母がマンハッタンカフェの妹。
勝ちっぷりは
父ジャングルポケットを彷彿とさせるものだった。


秋が深まり、
来年のクラシック候補が続々。

競馬場には
なにがあっても毎日来なければいけないと思った。


木村季康

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2009年11月 6日 (金)

キム特「今週のみどころ」

今週は見たい、買いたいレースが多い。

武蔵野Sには
サクセスブロッケン、
テスタマッタ
のGIホースを中心に、
強い3歳からベテランまで揃いも揃った。

今週は名古屋でダートの祭典・JBCが行われたので、
手薄なメンバーになってもやむを得ないのだが、
重賞ウイナー10頭、
除外馬続出‥
ダートに谷間はない。


日曜日はファンタジーSとアルゼンチン共和国杯。

ファンタジーSは
出世レース、
アルゼンチン共和国も
近年価値が高まってきた。
おととし、
アドマイヤジュピタ、
去年、
スクリーンヒーロー、
ともに当時初重賞勝ちで、のちにGI馬となった。

天皇賞の翌週で
こちらも手薄になっても仕方ないが、
毎日王冠、京都大賞典好走組、東京得意、長距離おまかせの馬、
今後GIでも一発やってくれそうな「予備軍」が出走してくる。


GIがない分、
落ち着いて、平常心で臨めそうな気がしている。


木村季康

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2009年11月 4日 (水)

キム特「私だけの十字架」

悲しくてやりきれない。
競馬場を去るときというのは、
寂しい時のほうが
断然多い。


陽光は弱まり、行く先々には役目を終えてハズレ馬券となった紙と
新聞がいやがおうでも飛び込んでくる。
なかには原形をとどめないものも‥。


自分の責任で買った馬券だ。
野次をとばすことなんてできない。
なぜハズレたのか、
冷静にレースの分析が
できれば次につながるのだろうが、
そんな気も起きない。

それでも
それでも
競馬をやる。

私の信念が認められるまでは。

競馬よ永遠なれ。


木村季康

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2009年11月 1日 (日)

天皇賞秋騎手コメント

1着 カンパニー 横山典弘騎手
「馬が頑張ってくれました。今まで乗った中で、返し馬も一番よかった。今日は内枠だったから、ウオッカを気にせず自分のペースに徹しました。」

2着 スクリーンヒーロー 北村宏司騎手
「馬体のハリがよくて久々だったけど、出来がいいと思いました。スタートがよくて流れに乗れました。ブリンカーの効果もでていました。」

3着 ウオッカ 武豊騎手
「完敗。状態はこの前よりも良かった。道中折り合って、流れも良かった。直線は長いし、この馬のキレがいきると思ったけど、勝った馬に同じような脚を使われてしまった。」

4着 オウケンブルースリ 内田博幸騎手
「前があかなかった・・・
負けたけど大丈夫。長くなったら挽回できると思います。良くなってる。」
 
5着 シンゲン 藤田伸二騎手
「ペースが遅くて瞬発力勝負になってしまった。完敗です。でもはじめてのGIでここまでできたからね。」

6着 ドリームジャーニー 池添謙一騎手
「もたれながらもよく伸びてはいた。ただ、もたれるから外に出せず展開が向かなかった。」

10着 アドマイヤフジ スミヨン騎手
「もっと前で競馬ができていればよかった。この馬にとっては馬場が固かったかも…」

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キム特「今朝の府中」

キム特「今朝の府中」
7時45分開門。
天気はもちそうだ。

3分20秒の戦いから2分を切る戦いになって四半世紀。

長い一日が始まった。


木村季康

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