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2009年5月の9件の記事

2009年5月24日 (日)

またもや牝馬による歴史的接戦

佐藤です。

オークスの興奮が冷めないうちに、
心拍数が高いうちに、
自分なりの観戦記です。


昨年秋の天皇賞、
ウオッカとダイワスカーレットの火花散る接戦を見て、
「こんなレースは数年間見られない」と思った人は多いはず。

ところが約半年後に、またもや牝馬によって記憶に鮮明に残るであろう好勝負が展開されるとは!


パドックを周回する各馬。
放送席の解説者やスタッフは、テレビモニターに映るレッドディザイアについて、
「最高の状態だ」とか
「レッド頭の馬券を買わないと」
と口々に評価していた。

そう言われて僕もモニターに目をやると、確かに良い。首をキビキビと前へ前へとやって、気合い充分。馬体のシルエットも文句なし。一番のデキだ。

対するブエナビスタは、
比較的小柄な馬体ということもあって、仕上がっているのは感じたが、抜群に良くは見えなかった。


じゃあ返し馬はどうだ。

先に馬場入りしたレッドディザイアは、キャンターに入る際に、ちょうど同じタイミングで走り出した別の馬の真後ろに入ってウォームアップを開始。

僕には四位騎手が意図的にそうしたように見えた。
馬の後ろで我慢しなさい、
と最後の最後に教えたような。実に好感を持った。


一方、ブエナビスタは、
厩務員が左右に付き添って内ラチ沿いをゆっくり歩かせる。
少し気持ちが前に向きすぎているか?

いや、よく見ると安藤勝己騎手がキャンターに移そうと手綱を引いているけれど、立ち止まって動かないではないか。

大観衆を前に動じず落ち着いていると解釈するべきか。

そんなことを考えていると、
「あっ!」
ワイドサファイア、放馬
(゜Д゜)

気持ちよさそうに走り抜けるの空馬を見たからか、ブエナビスタは意を決したように返し馬スタート。

すると、
(素晴らしい)
と心中呟いた。
四肢から繰り出される弾力溢れるフットワーク。待避所へ遠ざかるのに、馬体が一向に小さく見えない。


ブエナビスタの方が良い…
返し馬で評価が逆転した。


レースは、
レッドディザイアは馬群を縫って手応え良く抜け出す。
ブエナビスタは今日も後方から進み、やはり大外へ。直線に入って、桜花賞よりも絶望的な差だったかもしれない。

少なくとも残り200メートルの時点では、レッドディザイアもグングン後ろを突き放す脚色だったから、2着が精一杯か。

しかし。
まさか交わすとは…


ブエナビスタは凱旋門賞へ赴くか。レッドディザイアは秋華賞で初タイトルを狙うか。

楽しみは膨らむが、
僕は秋のウオッカとの直接対決に早くも思いを馳せる。

それまで、とにかく無事に、
と願うばかりだ。


佐藤一司

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2009年5月20日 (水)

キム特「2冠の可能性は」

ブエナビスタの2冠達成に注目が集まる第70回オークス。


桜花賞馬の
オークスの成績をみると
1984年のグレード制導入以降、22頭が出走し、

15頭が3着以内。
複勝率は7割近くとハイアベレージです。

着外に敗れた馬は、
エルプス、キョウエイマーチなどに代表される
スピードタイプ。


ブエナビスタは
兄弟馬の活躍ぶりから
距離の不安はなしというのが大勢です。

ただここ25年で
牝馬2冠達成は4頭。

大本命で2冠濃厚とみられながら2着に敗れた
シャダイカグラ、
アグネスフローラ、
シスタートウショウ。

最近では
ダンスインザムードが
4着。

名牝たちがあと一歩のところで負けてきました。

このときの勝った馬は
無欲の伏兵タイプと、
桜花賞の時点から評価を落とした馬。


データをみる限りでは、
負けることはあっても
惨敗はなさそうな
ブエナビスタだけに、
相手はやや人気の薄い馬が面白そうです。


木村季康

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2009年5月18日 (月)

キム特「GI戦線考Ⅱ」

GIヴィクトリアマイルはウオッカが圧勝。

レース直後、関係者と表彰式へ向かう谷水オーナーの喜びというより、
胸を撫で下ろした表情が印象に残りました。


ヴィクトリアマイルの払戻し金をみると、
枠連、馬連、馬単、ワイド、3連複、3連単ともに、
ウオッカを軸にして
全通り流しても十分正解でした。

3連単の配当は8万円。

軸1頭マルチの相手全頭では816点で、若干のマイナスですが、
1着固定の相手総流しは
272点。
勇気と信じる気持ち、
あとは金銭面の折り合い次第です。

次週も牝馬のGI、オークスです。

桜花賞馬のブエナビスタがウオッカ並か、それ以上の人気を集めるでしょう。

参考までに、
GI高額配当ベスト3を記します。

①位
08年秋華賞 1098万
(優勝ブラックエンブレム)

②位
07年NHKマイルC 973万
(優勝ピンクカメオ)

③位
08年桜花賞 700万
(優勝レジネッタ)


共通するのは
3歳限定のGI。
優勝馬はピンクカメオを含めともに牝馬です。

波乱は女の戦いにあり。今週こそ口説いてみせます。

木村季康

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2009年5月16日 (土)

こんな日だから

朝からついてない…


家を出るのが5分遅れた
エレベーターの鏡でみたら洋服が地味だった
間に合わないから駅までタクシーに乗った
いつもの電車が来ない…
リルートしたら目の前で電車が発車…


こんなに噛み合わない日があるの?っていうくらい…

でも!
こんな日だから今日はきっと馬券がとれる気がする♪

予想も噛み合わないと困るから
今日は雰囲気で買います!
パドックで
馬体がキラキラしてる馬を見つけよ〜

黒宮千香子

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2009年5月14日 (木)

キム特「ライバル再び?」

GIヴィクトリアマイルの出走馬が確定しました。

ダイワスカーレットの妹、
ブーケフレグランスがGI初挑戦です。
これにより、秋の天皇賞と同じ府中で
ウオッカVSダイワ妹が対戦することになりました。


ダイワスカーレットとウオッカの直接対決は5回あり、
ウオッカ2勝
ダイワスカーレット3勝で、
最後の戦いとなった去年秋の天皇賞では
わずか2センチ差でウオッカが勝ちました。


子供の代まで見ることはないだろうと思っていたダイワVSウオッカ。

もちろん、
ブーケフレグランスは
重賞未勝利の身ですし、
ウオッカと同じ厩舎でもありますので
違った意味合いの対決ですが、
背中には武豊騎手と三浦騎手。


今、私は夢をみています。


木村季康

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2009年5月13日 (水)

キム特「GI戦線考」

天皇賞、マイルカップと続けて荒れました。


今週はウオッカがいるので大丈夫。のはずですが‥。

天皇賞、マイルカップの結果から思うのは
「上積み力」。
まだ発揮されていない力、
のびしろがどれだけあるかを
見極められるかどうかがポイントになっている気がします。

それをふまえ、
ヴィクトリアマイル出走予定馬の戦績をみていると、
あるレースの成績が目に飛び込んできました。


去年11月・福島
三春駒特別 1000万
1着 チェレブリタ
2着 ブラボーデイジー
3着 セラフィックロンプ

3頭はその後‥

セラフィックロンプは12月の愛知杯で勝利、
チェレブリタは
2月に京都で、
ブラボーデイジーは
4月の福島でそれぞれ牝馬Sを勝ちました。

この半年の間に
3頭はともに重賞を勝ち
今回、GIで再会。
マイルCS前日、
秋の福島でのちの重賞ウイナーたちが熱戦を繰り広げていたのです。

三春駒特別の3頭は
のびしろという点では
十分ありそうです。

他にも力をつけている馬がいますので
今回はGIホースの
「格」より
「のびしろ」
に注目してみたいです。

ちょっと足りないだろう
は危険。
去年勝ったエイジアンウインズも前年秋の時点では1000万にいたことも最後に記しておきます。

木村季康

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2009年5月 9日 (土)

キム特「サンデーRの次は」

サンデーレーシングの重賞勝ちが7週連続でストップしました。


スプリングSの
アンライバルドから
先週青葉賞の
アプレザンレーヴまで
毎週勝ってきましたが、

今週、
新潟大賞典に出走したダイバーシティが敗戦。
京都新聞杯とNHKマイルカップには
出走馬がいないため、
記録がストップ。

とはいっても
しばらくすれば勝った馬たちがまた出てきますので、
第二、第三の波がくる可能性もあります。


さて、先週GIを勝ったのはマイネルキッツ。
NHKマイルカップにもマイネル軍団が出ます。
再度松岡騎手を背に
馬はマイネルエルフ。

前走は落馬した馬の影響を受けつつも、4着に粘りました。
同一オーナーによる連続重賞つながりならこの馬でしょうか。

別のつながりでもう一つ、
05年にラインクラフトがマイルカップを勝った時が6枠12番でした。
今年6枠12番には同じ勝負服のラインブラッド。
4年前と同じく福永騎手です。
「Blood:脈々」と解釈できます。


木村季康

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いよいよ

今週から5週連続!東京競馬場でGⅠレース

まずはNHKマイルカップです


05ラインクラフト。
07ピンクカメオ。
ってことは
09も牝馬?(^-^)?


そういえば、まだ競馬をはじめたばかりの頃
「黒宮は女性だから、牝馬が牡馬に混じってGⅠに出るときくらいは、牝馬の馬券買っててもいいかもよ」
とアドバイスを頂きました。
(おかげさまでヘヴンリーロマンスの馬券とりました♪)


今年も牝馬の活躍を信じてワンカラットとグランプリエンゼルの単複をまず買って…

あとは
毎日杯組に注目しています。
2着のゴールデンチケットは先日の園田のレースでスーニをおさえ
3着のアプレザンレーヴは青葉賞V。
だからキャリアは少ないけど
アイアンルック中心で
相手にミッキーパンプキン
前哨戦を勝っているサンカルロ
いつも買ってるフィフスプトル


思いきってブレイクランアウトは外します!(>_<)

黒宮千香子

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2009年5月 2日 (土)

青葉よ輝け

オークスへダービーへ、遅れてきた大物と見出しを飾るべく、同期生たちの切磋琢磨するレースを見るのは、本番と違った魅力があります。


青葉賞は、まさにベールを脱ぐ絶好の舞台。

僕が思い出すのは、7年前のシンボリクリスエス。
さかのぼると、勝った2才新馬戦は4番人気。前評判は突出してはいなかった記憶。

休養を挟んで3才になり、500万で足踏みしていたものの、中山の山吹賞を快勝すると、青葉賞は1番人気に支持されました。

このあたりからレーススタイルは固まってきていたようで、好位の後ろあたりから直線で鋭く伸び、2着に2馬身半を付けて、堂々とダービーへ勝ち名乗り。

ダービーではタニノギムレットの2着に健闘しました。

その後は天皇賞(秋)と有馬記念を連覇しました。

レースに隙がなく、ラストスパートにしっかり余力を残す賢さが印象的でしたが、あの岡部幸雄さんに競馬を教えたと言われる名馬シンボリルドルフが、かつてはこんな感じの馬だったのかと、勝負服が同じであることも手伝って、勝手に重ね合わせていたものです。

ちなみに、シンボリクリスエスにはペリエ騎手のイメージが強いですが、ダービーには岡部騎手とのコンビでした。

もう一つ余談ながら、シンボリクリスエスが勝った青葉賞の13着は、のちの春の天皇賞馬イングランディーレ。


一生に一度の名誉の舞台に名乗りを挙げるのは…


今回は
「キム特」っぽい?

佐藤一司

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